ブログのSEO対策にも欠かせない『内部リンク』。
- そもそも内部リンクってあんまり使ったことないな。
- 内部リンクってどうやって貼るとどんな効果があるの?
- 内部リンクを貼る際の注意点はあるの?
内部リンクについてちょっとした疑問を持っている人は意外と多いもの。
内部リンクは『サイト内で記事から記事へリンクを貼って繋いでいくこと』を指していますが
上手く活用することで『SEO面』でも『サイトの成長面』でも大きな効果をもたらしてくれます。
内部リンクの効果を最大限に引き出してくれる『リンクの貼り方』には、いくつかポイントがありますが、どれもとても簡単なものばかり。
注意したい点とと合わせて、内部リンクの効果的な貼り方をお伝えしていきます。

ブログの内部リンクとは?【前提知識】

そもそも内部リンクについておぼろげしか分からない・・・という方に向けて、基礎的なことに触れておきます。
私自身もブログ立ち上げの頃『内部リンクの重要性』についてあまり理解していなくて、疎かにしていた時期があります。
急いでいるし、とりあえずこれでいいか〜なんて適当にしか扱っていませんでした!(今思えばもったいないですね^^;)
まずは、
- 内部リンクとはそもそも何か?
- 内部リンクと検索エンジンの関係性
について、共有しておきます。
内部リンクってそもそも何?
そもそも『内部リンク』とは、同じサイト内でページとページをつなぐもの。
「詳しくはこちら」など書かれた青文字をクリックすると、さらに詳しい商品説明が書いてあるページが表示されたり。
関連する記事同士をつなげて辿ってもらうことで、ユーザーさんにより情報を詳しく伝えていくことができるものです。
内部リンクと検索エンジンのクローラー
内部リンクと検索エンジンのクローラーはとても密接な関係を持っています。
と、いうのも『検索エンジンのクローラー』は日頃、記事に貼られているリンクを辿ってサイト内のさまざまな記事をクロールしているからです。
しっかりリンクが張り巡らされていれば、その分サイト内を隅々まで巡回し、多くの情報を持ち帰ってくれるというわけです。
なので内部リンクの貼られていない記事は『大海原に浮かぶ孤島』と同じで、見つけてもらいにくくなります。
検索エンジンのクローラーはこのサイト内の巡回で、さまざまな情報を持って帰ります。
サイトの情報を正しく評価してもらうためにも、内部リンクをしっかり貼っていくことはとても大事というわけですね。
内部リンク『SEO効果を高める貼り方』のコツ9点

さて、ここからが本題ですね。
内部リンクを効果的に設置していくには、具体的にどのようにしたらいいかというと、以下の点があげられます。
- ユーザーが必要としている場所
- 関連する見出しの下
- 記事下
- アンカーテキストで貼ると良い
- リンク先の内容をわかりやすく表現
- キーワードをしっかりいれる
- 色は認識しやすい青
- 新規タブで開くがおすすめ
- 誘導分は入れておいた方がいい
- 数は決まっていない
- リンク切れを直す
1つずつ補足解説していきます。
内部リンクを貼る場所
内部リンクを貼る場所は基本的には自由ですが、効果を狙うなら適切な場所への設置がベストです。
内部リンクを貼る場所として望ましいのは、
- ユーザーが必要としている場所
- 関連する見出しの下
- 記事下
の3カ所。
それまで記事を読んできたユーザーさんに、書いてある内容についてもっと詳しく書いた記事がある場合、
関連記事として、内部リンクを貼り「こちらにさらに詳しく書いた記事がありますよ」とお知らせしてあげると親切です。
SEO的にはユーザビリティがアップすることになり、サイトの評価が高まることに繋がっていきます。
また、記事内で違和感なく導入できるポイントがなかった時は、関連する内容を書いた『見出しの最後』に貼ってあげると良いですね。
ユーザーさんも、話の区切りのタイミングでクリックしてくれる可能性も高い場所です。
上記の2つ以外には『記事下』にもこの記事の関連記事として貼ってあげるとなお良しです。
効果的な貼り方1:アンカーテキストで貼ると良い
内部リンクを貼る時に、ワードプレスのテーマなどでブログカードを使っているサイトさんも多くなってきました。
アイキャッチ的に見栄えもいいし、簡単にリンクが貼れるので便利ですよね。
ですが、1番クリックされやすい内部リンクは『テキスト』を使ったものだといわれています。
確かに、ずっと文字で読んできて、文章の中に自然にリンクが紛れていたら、抵抗なくクリックしやすいかなと個人的にも感じます。
この時に『リンクカードは使わない方がいいの?』と疑問を持つ方もいます。
決してそんなことはなくて、リンクカードはリンクカードなりの良さもあります。
アイキャッチ的に目にも止まりやすいですし、見た目もキレイ。
そしてリンクを貼る側も手間がかからず、内部リンクを貼れるので使っている方も多いですよね。
ただ、1点注意したいのは、ワードプレスのテーマを変更した時のこと。
リンクカードをは使用しているテーマに紐付けられていることが多いので、テーマを変えるとリンク表示が上手く機能しなくなり、全部張り替える必要がある場合も。
そういった点を考えると、テキストを使ったリンクは「やはり万能選手だな」と感じます。
効果的な貼り方2:リンク先の内容をわかりやすく表現
内部リンクを貼る時のテキストは、なるべくクリック先の内容がわかるような表現がおすすめです。
よく「詳しくはこちら」や「ここをクリック」などの表現でリンクがあるのを見たことがあるのではないでしょうか。
これでも悪くはないのですが、クリックした先には何が書いてあるのか『具体的に』書いてあった方が、クリック率は高まります。
効果的な貼り方3:キーワードをしっかりいれる
上記の話に繋がるのですが、テキストで内部リンクを貼る時には、リンク先に関連するキーワードをしっかり入れてあげるのが大切。
検索エンジンのクローラーもリンクに書かれたアンカーテキストの情報を読み取っていることを考えても、キーワードを有無は重要だと思われます。
効果的な貼り方4:色は認識しやすい青
リンクをテキストで貼る時は、『一般的なリンクの色=青』が一番クリックしてもらいやすいことがわかっています。
サイトのデザインに合わせたおしゃれなカラーにしたくなる気持ち、とてもわかります!
できればそうしたいけれど・・・初めて訪れたユーザーさんは、設定したおしゃれな文字色の部分がリンクだとは、あまり気づいてくれないんですよね。
たまたまカーソルが触れて、何か文字にアクションがあって「あ、これリンクなんだ」と気づいた経験、1度や2度あるのではないでしょうか。
リンクに限っては『青』にしておくのが得策かなと思います。
効果的な貼り方5:新規タブで開くがおすすめ
内部リンクの設定をするときには、『新規タブで開く』ようにするのがおすすめです。
リンク設定をする時に、以前私も迷った記憶があります。
- そのまま現在表示されているページにリンク先が表示される
- 新しいページが開いてリンク先が表示される
どちらがユーザーにとって便利なんだろう?って、しばらく決められなかったことがあります。
今開いているページに、関連記事が表示されると、途中まで読んでいたページは一旦消えてしまいます。
再び元の記事を読みたい時は、ブラウザの『戻る』ボタンをクリックしなくてはならないんですよね。
新規タブで開いた場合は、タブの移動だけで済むので『戻るをクリックしてページ頭から再読み込み』をするよりかは、遥かにスムーズ。
なので、内部リンクの設定は『新規タブで開く』にしておく方が良いかなと思います。
効果的な貼り方6:誘導文は入れておいた方がいい
内部リンクを貼る時に、もう一手間加えておくと良いのが『誘導文を入れること』。
人は『行動して欲しいアクションを具体的に伝える』ということをしないと、なかなか思うように動いてくれません。
身近な生活でもそうかと思うのですが、ブログも同じ。
『もっと詳しく知りたい方は、この記事を読んでみてください』
『この記事を読むと〜〜について、もっと詳しく理解することができます』
など、ユーザーにして欲しいアクションを具体的に書いたり、記事をクリックする利益(ベネフィット)を見せてあげると、クリックしてくれる率が高まります。
効果的な貼り方7:数は決まっていない
内部リンクを疑問でよくあるのが『いくつ位貼るといいの?』という疑問。
結論的には、リンクの数は自由で決まりはありません。
では、たくさん貼ればそれだけサイト内をみてもらえるのか?というと、一概にそうとも言えないんですね。
一部では、むやみやたらに内部リンクを貼ることは、反対にSEO効果を下げてしまう可能性もあるという話もされています。
この話は極端な例だと思いますが、記事の本文よりも内部リンクの数が多いのは、確かにスパム的なサイトと取られてしまってもおかしくはありません。
記事を開いたら、リンクばかりだった・・・となっては質の良い記事とは言えないですものね。
リンクの数については、本文とのバランスも考慮した上で、ユーザーの利便性が上がるのであれば、「何個まで」と気にしなくても良いかなと思います。
効果的な貼り方8:リンク切れを直す
内部をリンクを貼った後も、少し注意が必要です。
それは『リンク切れ』。
過去に内部リンクを貼って、その後にリンク先のページを削除した場合、リンク切れとなり当然ページは表示されません。
クローラーもそれ以上のページは辿れなくなってしまいますし、ユーザーさんにもSEOの面でもあまりいい影響はないもの。
記事を削除する時には、関連ページに貼ったリンクも一緒に修正する習慣をつけた方が良さそうです。
以上が、内部リンクを貼る場所を含め、SEO効果を高めてくれる貼り方のコツ9点です。
SEOの基礎的なお話は【ブログ初心者向け】SEOの基礎知識と忘れてはならない大事な考え方にて、詳しく解説しています。
SEOってよく分からないな、という方はぜひ一緒に目を通してみてくださいね。
内部リンクの活用でどんなSEO効果が得られるの?

内部リンクをしっかりと活用することで得られる効果はいくつもあります。
- サイト内の滞在時間が長くなる
- ユーザーの満足度が高まる
- サイト全体の専門性が高まる
- 検索上位に入りやすくなる
- サイトの成長が早まる
- 収益性がアップする
ちょっと一手間は増えますが、内部リンクをコツコツとしていくだけで、これだけの効果を時間することができます。
記事に訪れたユーザーが、内部リンクをたどり関連記事を読み進めるにしたがって、『サイト内での滞在時間が長くなる』という効果が得られます。
充実したサイトにユーザーさんも満足度があがりますし、検索エンジンからの評価も高まる傾向に。
また、関連した記事が増えていくことで、それだけその分野での専門性が増し、評価が高まった結果、検索上位にも入りやすくなっていきます。
上位表示され、より多くのアクセスが集まるようになると、さらに良い効果が。
アクセスが集まった記事と関連する記事が、内部リンクでつながっていると、リンク先の記事にも人が流れ、相乗的に関連記事の評価も高まっていくと言われています。
いいことばかりの内部リンク。
これまでのSEO対策では外部のサイトからもらう被リンクが重要視されていましたが、サイト内では、内部リンクも重要な働きをしています。
ぜひ内部リンクでどんどん関連記事を繋げてみてくださいね。
ワードプレスでの内部リンクの貼り方【操作編】
内部リンクの貼り方はとても簡単。
①:ワードプレスの記事画面上部にあるさまざまなボタンから、以下のような『リンクマーク』のボタンをクリック。

②:すると、以下のようなリンク先を入力するフィールドが現れます。

③:ここに関連記事に関するキーワード(ブログタイトルなどでも可)を入れると、以下のように入力したキーワードを含む記事が自動で表示されます。

④:該当記事を選び、さらに右端の『⚙』マークをクリックすると、リンクの詳細を設定できる画面が出てきます。

ここで、内部リンクを貼りたい記事のURLと記事タイトルが記入されているのを確認し、
『リンクを新しいタブで開く』にチェックを入れ『更新』を押します。
すると、以下のように記事内にテキストで内部リンクが貼られます。

これで内部リンクの作業は完了です。
この『リンク文字列』の部分には、記事タイトルだけでなく、自分の好きな文言を入れることが可能となっていますので、よく考えて入力してみてください。
内部リンクは良い効果ばかり!積極的に取り入れて行こう
ちょっと一手間は確かにかかりますが、内部リンクはサイト構築で欠かせない重要な作業。
記事同士の内部リンクだけでなく、カテゴリーやトップページからの通常の経路も内部リンクの1つと考えられていますが、それだけではもったいない!
関連性のある記事がある時は、ぜひ積極的に内部リンクを取り入れたみてください。